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質問(8)の続き

何度か店のPR何でもリクエストOK!、愛聴CD何でもおかけします!と言い放ってきた。

実はこの「かけて下さい!」のお客さんの要求に応える事は非常に高いハードルである事はオーディオをかじった人は皆ご承知だ。小口径のフルレンジを適度な音量でならいざ知らず、この大型システムを大音量で鳴らし切るのは厳しい。難題をクリアするに・・・十年かけたと言っても過言ではない。何が何でも「越えなければならないハードル」だと思っていた。
お客さんが複数いる場合は別として、貸切状態にも関わらず、お客さんの聞きたいジャズが聴けないって・・・そりゃ横暴に近いでしょ!
自身のジャズ喫茶巡り経験で「・・・かけて下さい!」 答えはいつもNO! そのレコードありません(嘘つけ!) 不愉快だし、なぜかけてくんない? 決して悪い演奏じゃないでしょ!
不満で仕方がなかった。 いつか自分がオーナーになったら絶対リクエスト可にしたい。意地でもしてやると思っていた。


同行の男性客
「エロールガーナーかけて下さい!」

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ハイ! じゃー コンサート・バイ・ザ・シー

「あっ、来た!」 リクエストの意図はわかるヨ こちらもこのレコードが鳴るようになるまでは苦労はしている
以前は独特の強い左手の音がか細く右手とバランスしない。ベースが強張って歌わない。


男性客  「次、何かアコースティックギターのレコードを!」

私、 LA4 、ローリンドアルメイダのギターでも!?
アコギの弦と胴と余韻とキレ 相反する音の4件、自然さのバランス 
それをチェックしたいんでしょ?

男性客  「次、ボーカル聞かせて下さい!」

私、ではこれ!

隠れ抜群歌唱力 リンダロンシュタッド バックがネルソンライドル フルオーケストラ
抜けのいい自然なボーカル どうでしょう? それとオケのバランスとスケール感 聴いて頂戴!(声無し)

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男性客 「このバランス なぜ? 完成までどのくらい掛かりましたか?」  
私  「ウ〜 黒々とした7/3分け入社式からご覧の通りハゲかかる迄です」

アビーロード常連の分かるお客様、今回のお二人
サウンド探求・励みの原動力は間違いなく貴方がたです。結構大変だけども感謝してます。


*4チャンネルマルチ
最近、余り見かけない構成。既成のスピーカーと違って、調整は自由自在な分、誤るとトンデモサウンドにもなり得る表裏一体システムだと自分では思っている。
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こんな店ながら「お客様は村神様」(最近WBCマニア) なので、質問には真摯に答えます

このラッパや機器はどこで買ったんですか?売ってるんですか?

と言われても「K's電気で・・・」と一言では答えにならない

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質問客の大半は20〜30代  
見たこともない巨大な物体に目を丸くする。無理もなかろう!相手はイヤホン& PC スマホ世代。 

楽器・ライブ体験のない若者にとっては、空気振動の音圧は概ね初体験なのだ。 「若い人に聞いて頂きたい、伝承するんだ!」言っておきながら、うっかりしていた

巷に溢れる音響機器に恵まれた我々世代からすると「オーディオ氷河期」の現在、残念ながら気軽に遊べない、触れる機会がない、気の毒としか言いようがない。ところが現在を憂いているのは一部のオヤジ連中で、当の若者は何とも思っちゃいない。オーディオが一般庶民の手から離れて既に30年以上も経っている。どうやらオーディオ機器は過去の遺物化しているようだ。

で、質問に戻るが 

購入店(最近は入手先と言うべきか)は現在使用機器によってまちまちで、ザッと数えて23箇所
スピーカーの裏にメモってあるので、それを見ると1986年まではオーディオ店
古くは現用の 075と3009Ⅱ+ShureV15Ⅲは1976年、石巻オーディオ尾山・後の鈴木

その後、仕事で方々ウロチョロして、1986まで福島市かもん、郡山のだや、神田サウンドボックス、春日部市カマニ、新潟関本無線、仙台ホビーボックスなど。この期間に現用機器がほぼほぼ揃った。

アッ! 基本になる説明が抜けていました。

オーディオにどっぷり浸かった人は一種のビョウキモチとご理解ください。私も10代から50年以上に渡ってこの病魔と闘っている立派なビョウニンです。
この病気は未だ治療法は確立しておりません。
でも中には幸いビョウキ克服する偉い人もおります。 
◆音の出る機械は好きだけど音楽には特に愛着はない人
◆どちらも好きだけど、時間が・・・生活環境が・・・苦い思いの連続で断念ヤーメタ!・・・音楽との付き合い方を変えた・・・昔はローン地獄って人もいた。
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■ビョウキを受け入れ、コツコツと自分の置かれた環境下で今尚楽しんでいるのが大方のオーディオマニアで、私もその一人。

物事、長く付き合うには沸き起こる探求心や変化・進歩もないと続かない。
オーディオは音の入口から出口までシステム・ユニット・パーツと細分化された道具を組合せて、自分オリジナルシステムを構築するのだから音楽ファンにとっては楽しい作業だ。

ここの場合、スピーカーだけでも高温から低音まで4分割。更に箱やホーンは時期もバラバラに入手買換えしており、ペアで全8度買い集めている。
なので、システム全体では45年以上に渡って色々、ここにある現用機以外の変遷を辿ると購入先は40箇所くらいかも。

最近15年は機種の更新時期に差し掛かり、多くは信頼の置けそうな出品者からのオークションを利用している。

記憶に残るのは、当システム中心のJBL2220入Wフロントロード(ALTEC817A風のJBLC31)大きい箱。
1986年、大阪のエンクロージャー(社)製アピトン合板特注品(米松合板製の約2倍96kg ペアで36万円)。
家族の留守を見計らって8畳洋室を電気丸ノコでブチ抜き、16畳で9年間使用、後に現在地で通算36年目に入る。

また、ここにある機械の中にはちゃっかり頂き物、馬鹿げた高価、逆にタダ同然と、これまた色々・・・

記憶にないモノも含めて営業上言えない事もあるわけで「謎も有りかも!」
ご承知置き願いたい。

先週 4年振りにNHK大河ドラマ「龍馬伝」を徹夜2晩込みの6日間で見終えた

半年前はアニメ「BLUEGIANT」全巻をこれまた8日間で読み終えた

どうも ハマると制御不能の人間みたいだ 今更ながら だが・・・

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なかなか良くできたアニメだ! と思っていたら 映画化 2/17上映

と きたもんで 何はさておき勇んで映画館 久々に所々涙が溢れるではないか・・・

主人公は仙台出身

音声がどうなるか心配したが 上原ひろみ他本格派の面々で文句なし

読んだ人は勿論  読んでない人 ジャズ好きな人

おすすめです!
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最近になって同居女性陣に「ダメ出し」くらった

どないした!?聞けば、お客様を迎える黒い、いかにも安物の入り口引戸

開けると目に飛び込む素人塗装の青い階段に、雑然と並ぶほつれも目立つスリッパ

これを指して「きったねえ〜!」「どうにかしたら!?」 当方「ほっといて頂戴!」 

もう10年だぞ何を今さら! ジャズ好きはワイルドだから大丈夫〜 

とは言ったものの『身内の声はお客様の声』 言える事もなくはない!

ここは謙虚に言う通り

で、 この通り  整理整頓 マットも足に優しく清潔に これでどうだ!?

履き替えてもらってるんなら、それくらい当たり前でしょ! またしても憎まれ口

 

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見覚えのある画像?

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「アビーロード」を検索すると「寺岸堂」寺岸宏一氏が運営するサイト記事に「アビーロード訪問」があり、この画像がアップされている。

記事の通り 2年程前の夜遅く2人で来た時の写真。

 撮影者は寺岸宏一氏、女性は栃原明子さん。関係不明

私は風景写真家でありながら大の写真嫌い。証明写真以外撮らない。

それがツーショットだから私を知る人は不思議に見えるらしい。

交友の広いフランクな彼とは反対に、私は人付き合いも写真も単独行動の「群れる」事を嫌う人間で、その点は違う

プロのカメラマンにとってカメラは身体の一部でシャッターを押すのは呼吸するのと同様の行為で、この写真もそのワンカットに過ぎない。

彼に悪意はないことは写真をやってる者には理解できる、が結果としてプライベートに関わってくる。

1年以上も前から、友人・知人・家族・仕事関連・親戚など色々な人から「ダレ・ナニ・?」 

初めは気にはしていないながらも「仕事」の別な顔もある訳で、今アビーロード閉鎖の危機にある

こちらにも深い事情や立場もある訳で、ですから今後は「撮影禁止」にします

IMG_3239のコピー 寺岸宏一氏

22 12月 多賀城市にジャズ喫茶OPEN!

その名も 「PARAGONIAN」パラゴニアン

私が好きなオーガニックコットンでお馴染みのPATAGONIAではなく、JBL往年の名器「PARAGON」からの店名です。

幸い常連さんの中にアクティブな情報通がいて、回転直後の12/9には4件の開店情報が届きました。

ファンの皆様にとってもABBEYROADにとっても実に嬉しいニュースです。

聞けば、残念ながら昨年閉店した岩手ハーフノートさん(故小野寺氏)より遺志を継ぎ譲り受けたパラゴンを始めエベレストDD6700等々のマニア憧れの高級機材の数々、お洒落な店舗、と話題いっぱいの新しいジャズ喫茶。
皆様是非お出掛け下さい。

ライバル?
 いいえ!同業仲間だと私は勝手に思っています。今どき儲かりもしない「ジャズ喫茶」やる愛すべき店主(まだ面識なし)。
私の知る限りマスター連中は日本固有の文化を絶やさず、できれば後世にも伝えていきたいという思いに立っている。

パラゴニアン開店を機に、特に遠方からJR利用のお客様には仙台経由でJR仙石線沿線コースとして多賀城パラゴニアン〜松島アルバートさん〜足を伸ばして東松島ABBEYRODというコースは如何でしょうか? 3店共に駅より7分と利便性からもオススメ。新ジャズ喫茶仙石街道と呼びたいと思います。

先ずは 祝 開店 ジャズ喫茶「パラゴニアン」

住所 985-0873 宮城県多賀城市中央一丁目12-42

定休日 月〜水曜日 (金〜日曜日営業)

営業時間 11;00〜15;00  18;00〜22;00   駐車場 完備


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またまたジャズ喫茶に相応しからぬ一曲、THE PIDE PIPERS/DREAM


NHKの「サラメシ」という番組の最後の4分間くらいの短いコーナーで

亡き著名人が晩年、こよなく愛した「昼ご飯」を、提供したお店の証言と思い出を紹介するとういう構成。

例えば「お茶ずけ」、極上の出汁やワサビ、それ専用に炊き上げた米と飛び切りのお新香、太刀魚の塩焼きという具合。

60代も後半になると うーん!見る度にうなずく。 カロリーも脂質も有り難迷惑な身体には心に染み渡るメニューだ。

そんな、納得感にはピッタリのBGMがコレ!なかなか出来た選曲だとコレまた納得。

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山下達郎さんクラスなら「パイドパイパーズね!」なのだろうが

1940年代のスタンダード混声コーラスは知らず、やっとの思いで買い込んだ。

既に全て知ってるよ!という方もいらっしゃると思いますが、

気が向いたら番組と名曲を、当ジャズ喫茶で聞いてみてはいかがでしょうか



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